アンゾフの成長モデル – マネージメントオフィス桜田
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アンゾフの成長モデル

経営学者のアンゾフは、事業を「商品」と「市場」と2軸で考え、それぞれを「既存」と「新規」とに分ければ、企業の成長戦略の方向性が見えてくるということで、「商品―市場マトリクス表」の活用を提唱しました。

アンゾフモデル

1.市場浸透

既存の商品を既存の市場に展開するという戦略で、「浸透」というのは「シェアアップ」を意味しているという理解でよいと思います。この戦略だけで「経営が成り立つ」ならば、以下の戦略は無理をしてまで採る必要はありません。理由は、4つの戦略の中でもこの戦略が「もっとも成功確率が高い」からです。

2.新市場開拓

既存の商品を新たな市場に展開するという戦略で、新しい「市場」や「チャネル」を開拓することがメインとなります。商品によっては、新しい「用途開発」も考えられます。「成功確率(難易度)」から見ると、1.の市場浸透よりもやや低く(難しく)なります。

3.新商品開発

新しい商品を既存の市場に展開するという戦略です。これは分かりやすいですよね。

成功確率(難易度)」から見ると、2.の新市場開拓よりもさらに低く(難しく)なります。

4.多角化

新しい商品を新たな市場に展開するという戦略です。「成功確率(難易度)」から見ると4つの戦略の中でも、もっとも低い(難しい)戦略になります。

アンゾフモデル」で考えた場合、御社の基本戦略はどの方向になりますか。

2015/08/16