有限会社川端鮮魚 – マネージメントオフィス桜田
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有限会社川端鮮魚

石川県の七尾市に有限会社川端鮮魚という会社があります。文字通り、町の魚屋さんを家族経営で行っています。

東京で働いていた海富理(みどり)さんが母親の介護を理由に地元に戻ってきたのが約8年前で、何か自分にできることはないかと模索中にインターネットでの販売を思いついたそうです。

海富理(みどり)さんがスタートした「おさしみ直送便」、初めは実店舗での作業が増えるのではないかと及び腰だった家族も、お客様からの喜びの声とリピート率の高さを知って、彼女を応援してくれるようになったと言います。

七尾市が位置する能登半島は、日本有数の漁師町であり、年間を通して多種多様な魚介類が水揚げされています。その美味しい魚を目当てに、多くの観光客がこの温泉地を訪れています。

能登の新鮮な魚を自宅で食べられる」というこのネットショップのコンセプトは、購入者のフェイスブックから拡散し、次第に認知度が高まっていきました。

受注方法は極めてシンプルで、基本的には電話のみですが、対話を通じてお刺身以外のニーズ把握につながり、焼き物やお煮〆、和え物、漬物などの注文もあると言います。

「おさしみ直送便」に限って言えば、

■1日限定10食

■翌日届くエリアに限定

ということですが、このことも、消費者の安心感と購買意欲を高めていると思われます。

小生が考えたこの会社(サイト)の成功要因は、以下の通りです。

店長の顔を前面に出している(「海富理(みどり)におまかせ」)

写真がキレイである(店長こだわりの一眼レフデジタルカメラとライティング機材を使用)

新鮮さを訴求している(1日限定10食、翌日配送エリアのみ)

電話営業で他の商品もPRしている

商品の幅を広げ、全国的に販売している

小生の第一印象は、「町のお魚屋さんがそのままネットにある」といった感じでした。こんなにシンプルなサイトでも、消費者の信頼と共感が得られれば、売れるネットショップになれるんだという、素朴に感心したサイトです。