山田木管工業所 – マネージメントオフィス桜田
ECサイトについて

山田木管工業所

岐阜県の山県市に山田木管工業所という会社があります。1951年の創業、いわゆる町の木工屋さんです。

長らく下請けとして家具を製造していましたが、取引先からの受注が激減したため、新規事業としてBtoCのネット販売を志向します。

ネットショップ事業を開始するにあたって考えた基本戦略は、

事業コンセプトは「日本の壁を楽しくする」

商品の強みを強調する(①ミリ単位のオーダーメイド、②高強度、③低価格)

■最初の商品は「手ぬぐい額」とし、この販売に注力する

■次に商品のバリエーションを増やし、カテゴリー化する

ことの4点です。

2010年 楽天市場出店(岐阜の木工屋)

2011年 アマゾン出店(岐阜の木工屋) 47club出店(岐阜の木工屋)

2012年 ヤフーショッピング出店(岐阜の木工屋)、自社サイト構築

多店舗展開を図ります。

代表的商品である「手ぬぐい額」を見ますと、楽天市場ではカテゴリーランクで連続170週第1位を獲得しています。

現在のカテゴリーは主なものでも6種類ほどあり、商品用途の拡大を目指しています。

以上のような施策の結果として、自社オリジナル額縁の売上は3年前の約10倍に増加しています。

小生が考えたこの会社(サイト)の成功要因は以下の通りです。

事業コンセプトを明確にした(日本の壁を楽しくする)

商品の優位性(①ミリ単位のオーダーメイド、②高強度、③低価格)を訴求した

ネット広告SNSを活用して認知度を高めた

■商品の品揃えを増やし、利用シーンを拡大させた

■利用シーンの写真コンテストを実施し、消費者とのつながりを強化している

小規模企業の成功事例として、参考になると思います。