株式会社ナチュラルサイエンス – マネージメントオフィス桜田
ECサイトについて

株式会社ナチュラルサイエンス

東京の江東区に株式会社ナチュラルサイエンス(従業員54名、資本金1,000万円)という会社があります。

1996年の創業で、化粧品の製造販売を行っています。

1999年には、東急ハンズやロフト等への販売に加えて通信販売事業も開始しています。

この会社の主力ブランドである「ママ&キッズ」は、文字通り、お母さんとお子さんを対象としたスキンケア商品です。

一番の人気商品は妊娠線のケアクリームで、ターゲットは妊娠中のお母さん、出産間もないお母さん、肌が弱くトラブルがちなお子さんを持つお母さんです。

社長自身が3児のお子さんを持つ母親でもあり、サイトからは、「先輩ママが新米ママの不安を解消します」といったコンセプト、優しいメッセージが伝わってきます。

 

直営の実店舗(東京、札幌)も有しており、経営戦略的にみれば、「オムニチャネル」にいち早く取り組んできたことが成長の原動力になっていると思います。

商品力の強さに加え、顧客とのコミュニケーヨンを重要視してきたことから、ファンが増え、このスキンケアブランドの顧客ロイヤルティーは着実に高まっていったと思われます。(特筆すべきは購買率の高さで、20%以上とも言われています)

小生が考えたこの会社(サイト)の成功要因は以下の通りです。

1.差別化ができるスキンケア商品を開発した(商品力がある)

2.ターゲットを絞り込んだ(お母さんとお子さん)

3.集客力のある小売店舗に販売を開始した

4.いち早くネットショップ(自社、楽天市場)を開設した

5.顧客とのコミュニケーヨン(イベント、お役立ち情報等)を重視している

6.直営のリアル店舗(東京、札幌)もある

7.シナジー(相乗効果)の出るオムニチャネルを構築した

小生は何よりも、いち早く、今で言うところの「オムニチャネルを構築していた」ことに驚かされました。なぜならば、オムニチャネルという言葉が知られるようになったのは、アメリカの百貨店「Macy’s(メイシーズ)」が2011年に発表したオムニチャネル宣言からだと言われているからです。