KPT(ケプト)
仕事を継続的に改善していくためには、事後の振り返りが不可欠となります。今回取り上げるこの「KPT(ケプト)」は、プロジェクトマネジメントの世界で広く用いられてきた「振り返りのフレームワーク」です。
■継続すること(Keep)
はじめに、今までの仕事や活動の中で「継続すべき点」を洗いざらい挙げていきます。
例
⇒1週間前までにアジェンダを出す
⇒1人ずつ近況報告をする
⇒ポスト・イットを活用する
■問題点(Problem)
次に、今後改善が必要な問題点を列挙していきます。
例
⇒進捗状況の共有が不十分である
⇒特定の人だけが発言をする
⇒議事録を読んでいない
■新たな取り組み(Try)
そして最後に、今後やるべきことを整理していきます。
①Kのさらなる改善
②Pへの対策
③まったく新しい取り組み
の3つの観点から考えることがポイントになります。
例
⇒進行役を交代で行う
⇒タイムキーパーを置く
⇒会議資料を事前に配布する
⇒発言しない人を指名する
⇒ポスト・イットを使って議論する
⇒フレームワークを活用する
⇒議事録を翌日に出す
うまくいったことは効果がある限り続ける、うまくいかなかったことはやり方を変える、これが「KPT(ケプト)」のもとになる考え方です。
小生のクライアントさんの中にも、徹底して「KPT(ケプト)」活動を展開している会社があり、業績も上がっています。
2015/10/25
所定シートにご記入いただき、お問い合わせフォームよりお申込みください