能力(スキル)の3区分
1950年代の後半、管理者(マネジャー)に求められる能力の研究で知られていたハーバード大学の教授、ロバート・カッツは、管理者(マネジャー)には、
【1】テクニカル・スキル(業務遂行能力)
【2】ヒューマン・スキル(対人関係能力)
【3】コンセプチュアル・スキル(概念化能力)
という3つのスキル(能力)が求められ、管理者(マネジャー)としてレベルが上がるにつれて「コンセプチュアル・スキル(概念化能力)」の重要性が高まってくると主張しています。
【1】テクニカル・スキル(業務遂行能力)
業務を遂行する上で必要な知識やスキルです。職務遂行能力とも言われ、その職務を遂行する上で必要となる専門的な知識や、業務処理能力を指します。
【2】ヒューマン・スキル(対人関係能力)
人間関係を管理するスキルで、相手の言動を観察、分析し、相手に対してどのようなコミュニケーションや働きかけをするかを判断、実行できるスキルです。単なるコミュニケーションではなく、「目的に向かって」、相手や集団に働きかけ相互作用していく力で、リーダーシップ、ファシリテーション、コーチング、プレゼンテーション、交渉力、調整力等が含まれます。
【3】コンセプチュアル・スキル(概念化能力)
周囲で起こっている事象や状況を構造的、概念的に捉え、ものごとや問題の本質を見極める力です。このスキルは「概念化能力」とも言われ、抽象的な考えや物事の大枠を理解する力を指し、具体的には「論理的思考力」、「問題解決力」などが上げられます。
「事業コンセプト」や「商品コンセプト」の重要性から考えてみても、「まさにその通り」だと思います。
2015/08/31
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